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投稿日:2018年1月11日 更新日: 考察

曲構成での「ブリッジ」って結局何なの?調査結果と考察!

Chang-Nao(@Chang_7010)です!
先日twitterで拝見したこんな記事。

大サビの定義は?”大サビ”を英語に訳すと?

記事の大まかな内容は、楽曲内での「大サビ」の認識について諸説ある、というもの。

それぞれの大サビの解釈は。

プロの現場の人たち→ラストサビや間奏の前に初めて出てくるパート
そうでない人達→ラストサビそのもの

この認識のズレは僕も昔から気になっている部分でもあったし、やり取りの誤解を防ぐために、意図的に「大サビ」という表現を避けてすらいました。

そんな記事の内容に共感しながら読み進めていくと…。ちょっと気になった箇所がありましたので抜粋。

日本語で”大サビ”は、英語で言う”Bridge”だよと伝えたところ、驚いて、でもネットでは大サビについて
このように解説されていると日本語のリンクを送って来られました。

…ん?

 

 

…んん??

 

 

ちょっと待ってくれ。

 

 

 

ブリッジって…

 

 

 

間奏のことじゃないの!?

今まで間奏のことをブリッジと表現して、誤解が生じたこと無かったハズ。。何故なんだ!!??

…と、いうわけで審議を探るべく、ネットサーフィンと考察の旅に出るのであった。



ブリッジにまつわる諸説

ありとあらゆるサイトを巡り巡ったところ、ブリッジという言葉にはかなり様々な解釈があるようです。

まとめて挙げてみると…。

・Bメロ説
・間奏説
・C(D)メロ説
・サビ説

あたりが有力っぽいですね。
冒頭で紹介した「大サビ」に関しては、これもまた解釈が異なるようなので、ここでは「C(D)メロ」と定義します。

サビがCセクションだった場合に本来のCメロがDメロとして扱われることもある為、C(D)と表記しました。

アンケート結果

なにはともあれ、まずはみんなに聞いてみましょう。

Twitterでアンケートを取ってみたところ。

多くの方々が協力してくれたおかげで、非常に面白い結果となりました。ご協力ありがとうございました!

驚きだったのは4択全てに票が入っていたこと。多い少ないに関係なくそれぞれが個々の解釈をしていることが良く分かりました。

僕と同じようにブリッジを「間奏」だと捉えている人はやはり多くいましたね。

本来はBメロ説が有力

諸説ある中でいろいろ調べていくと、「ブリッジ」の根源はどうやらBメロにあるようです。
昔から現代に至るまでの曲構成の進化と共に、ブリッジの意味と役割をまとめてみました。

ABパートの2部構成から生まれた本来の「ブリッジ」

昔の日本のポップスはAメロ→Bメロの二部構成でした。どのサイトでも例として挙げられていたのは坂本九さんの「上を向いて歩こう」ですね。

このAとBでどのような順番で繰り返されていくのかは、楽曲にもより異なりますが、今で言うところのCパート、つまり「サビ」は有りませんでした。

これは日本と海外の楽曲でほぼ共通だったようです。

この時代のBメロの役割は、Aメロが繰り返される中で楽曲に変化をつける為のセクションとして機能していたようです。つまりBメロはAパート同士を橋渡しする、まさに「ブリッジ」そのものだったようです。

3部構成でもブリッジはBメロ

現代のポップスは、主にAメロ→Bメロ→サビの三部で構成されている事がほとんどかと思いますが、その3部はそれぞれ英語だと…

Aメロ→verse
Bメロ→bridge
サビ→chorus

と表現します。

ちなみにサビが「chorus」と呼ばれるのは楽曲がもっとも盛り上がる部分でコーラスパートが分厚くなったりということに由来しているようですが、これは我々日本人同士でも楽曲の1番を「ワンコーラス」と呼んでいる所以でもあるかと思います。

それはさておき、3部構成においてもやはりブリッジというのはBメロの事だったようですね。
2部構成の場合と異なるのは、何と何を橋渡しするのかという「ブリッジ」という言葉の掛かる部分なのかな、と思います。

 

 

ブリッジに対する誤解が生まれたのは何故?

ではBメロ以外がブリッジだという解釈が広がったのは何故でしょうか。
調査と考察を交えて書いていきたいと思います。

ブリッジ=サビという解釈

今でこそ「サビ」という言葉は、楽曲のもっともインパクトがあり美味しい部分という解釈がありますが、本来の解釈は現代のそれとは異なっていました。
wikipediaから代表した定義を上げていくと…。

・冒頭のフレーズとは異なる楽節
・楽曲の中ほどから曲想の変化する部分

等々、定義はかなり様々あるので興味のある方は上のリンクからも飛んでみて下さい。

前途したようなAB構成の楽曲の場合は、Aパートではない部分、つまりBパートがサビという解釈が多くあったようです。

また、下記サイトではこんな説も紹介しています。
https://chromatic.jp/about-music/

日本では『語り物』や『謡曲』の中で一番盛り上がる
「聞かせどころ」を『さわり』と呼んでましたが、
それ(さわり)を曲の冒頭部分とした誤用が広まった為
本来「盛り上がる」場面で、反対の意味である「さび(寂)」を
誤用の上塗り的に用いた…と考えられています。

誤った解釈がキッカケで、「サビ」という言葉が盛り上がる部分に使われるようになったのが、現代のサビの解釈に繋がっているようですね。寂しいの「寂」という漢字だとは、驚きでした。

そしてABの2部構成の時からB≒サビという解釈もあり、サビ=ブリッジという解釈に変わっていった可能性が高そうです。

 

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ブリッジ=間奏という解釈

アンケートでも最も多かったブリッジ=間奏説ですが、ネット上には同じような人はあまり見受けられませんでしたが、以下の質問サイトに有力な情報が載っていました。

引用元:https://okwave.jp/qa/q2316858.html

「ブリッジ」とはどの部分を指しますか?という質問に対し、

「ブリッジ」は、経過句とか、推移とかいいますね。導入部もですかね。
要は、不安定な感じの部分です。
なので、「ブリッジだけ」では、曲として独立してませんね。感じとしては、1番と2番をつなぐときの短いフレーズ。
また、次の楽節へ入る前の助走。導入。予感・・・など。

と回答しています。

また、この方は回答の中で「ブリッジと間奏はイコールではない」という趣旨の事も言っています。ブリッジと間奏を同義としてしまうと、やはり若干ニュアンスが異なってきてしまうのでしょう。

しかし、僕のアンケートに間奏と票を入れた方々はおそらく間奏そのものの事を指して票を入れてくれたのではないでしょうか。もちろん僕もそのうちの1人です。

ここからは個人的な意見ですが、日本人はBメロのことを「ブリッジ」と言わずに「Bメロ」と表現する人が多いため、ブリッジの橋渡しの意味が、歌同士に対するもの…つまり間奏という解釈に時代と共にずれ込んでいってしまったのではないでしょうか。

誰かがブリッジと言えばAメロでもBメロでもサビでもない→つまり間奏、と言った暗黙の了解が生まれたのか?と予測してみます。

ブリッジ=C(D)メロという解釈

さて、Bメロ≒サビ→ブリッジという解釈が判明したところで、なぜCメロまでもがそのような解釈になっていったのでしょう。

参考になった回答をまとめてみました。

Q:歌で、2コーラスぐらい終わってから、今まで出てこなかったメロディーが1回だけはいることありますよね。
英語では、この部分を「bridge(ブリッジ)」というんですが、日本語では何ていうのですか?

A:英語では、ご質問のようにbridgeという場合もあります。ただし、これは二部形式の「verse-chorus」でワンコーラス(英語ではone verseか?)完結しているような場合でないと使えないですね。

引用元:http://tadahiko.c.ooco.jp/GIMON/QA/QA239.HTML

Q:ポップスで言うところの「サビ」と「ブリッジ」の定義を教えてください。

A:時代が進んで、楽曲の展開は複雑化しました。今や1コーラスだけで3つ、4つのメロディが登場するのは当たり前です。今ではメインテーマとなるメロディは、Aメロ、Bメロなどと展開したその後に「満を持して」という感じで登場することが多くなりました。そこを「サビ」と呼ぶようになり、また、さらなる変化をつけるために、例えば2コーラスを終えた後に、全く新しいメロディを挿入することも珍しくなくなり、これを「ブリッジ」と呼ぶようになりました。

引用元:https://oshiete.goo.ne.jp/qa/1192089.html?from=recommend

どちらの回答も、時代と共に複雑化した曲展開の中でブリッジの在り方や役割が変わっていった。という趣旨の説明かと思います。
そういう意味では間奏の項で説明した僕の推測と、成り行きはかなり似ているようにも思えます。

例えばもし海外でBメロを「VerseB」と表現した場合、本来Bメロであるはずのブリッジは自ずとCメロ(大サビ)に対して割り当てられたようです。BメロもCメロも違うセクションなのに「ブリッジ」としてしまっては区別が付かないからでしょう。

多様な変化を遂げたブリッジの役割

概ねどの説でも、ブリッジはその名の通り「橋渡し」として解釈されることが多い模様。

時代の変化と共に、英語や日本語それぞれのブロックにおける定義づけが生まれていく中楽曲の構成も複雑化し、ブリッジの橋渡しとしての役割が、国やジャンルごとで細分化されてしまったのでしょう。

もうこの際ブリッジは間奏でいいのでは?とも思いますが、皆さんはいかがでしょうか 笑。

あとがき

今回はかなり私見も交えた記事にしてみましたが、いかがでしたか?
内容をまとめると。

・ブリッジはもともとBメロのことだった。
・Bメロはサビとも解釈されていた。
・現代のサビの有り方は、昔の誤解から生まれた。
・時代の流れと共に、ブリッジの役割が変わっていった。

正しいかどうかは正直僕自身も分からないので、異論や補足回答などあれば、下のボタンからもガンガンシェアして下さいね!

最後まで読んでくれて、ありがとうございました!

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